先日放送されていたNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」は
久しぶりに建築の方(数奇屋大工:齋藤光義氏)でした。
数寄屋建築は、茶室などに用いられる、日本を代表する建築様式。
特に茶室などは『美』を求められる空間。
使用する柱1本1本まで突き詰めて吟味している様子をみて、
「プロやな~」って1人テレビの前で呟いていたんですけれど、
ふと、ある茶室のことが浮かんできました。
それは8年ほど前に宮崎勤務時代に担当していた、とある企業の社長のご自宅に建てた茶室のこと。
茶室なんて造った事もなかったし、1回しか見たこともなくて、
いろんな参考資料見ながら四苦八苦して図面1式作成しましたが、なぜか・・・
ほとんど記憶にない(涙)
理由は簡単。
一度もその現場に行った事がないから・・・。
自分の担当していた物件は必ず時間割いてでも行くようにしてはいたのですが、
この物件は勝手に現場に出向く事が出来ないところだったので、今思うとかなり心残り。
写真も図面も手元にないので、おぼろげな記憶しかなく
もったいない・・・というより情けない気持ち・・・。
そんな気分になってしまった初冬の夜。